母が骨折した!

さて、母をD苑に放り込んで、2ヶ月は会いに行くのをガマンしようと思っていました。

必要な書類や冬用の衣類を届けに行き、受付でケアマネさんや担当のスタッフさんに様子を聞くだけでした。

最初は帰りたがって駄々をこねていたが、次第に慣れてきて他の入所者さんたちとおしゃべりするようになったとのこと、少し安心。

ところが一ヶ月後、苑から電話。
母が骨折したので、病院へ連れて行ったとのこと。母は骨粗鬆症でした。

翌朝、慌てて苑へ行ってみると、母は三角巾で左腕を吊っていました。明け方、薄暗い時にベッドから起きてつまずいて、左手首を骨折したのでした。

レントゲンを撮ったらしいのですが、スタッフさんは詳しいことは知らないようでした。
昨日は応急処置だったので、明日、もう一度受診するとのこと。

どうやら、ポッキリ折れたのではなく、手首の細い骨がどうにかなっていたらしい。とにかく、誰が連れて行って、診断結果がどうだったのか、要領を得ませんでした。
今、思えば、もっと突っ込んで聞けば良かった。

それから、10日後、勝手にギブスを外してしまったから、そちらで病院に連れて行ってくださいとの電話。

仕方ないので、車で迎えに行ってかかりつけの病院に行きました。ギブスをはめ治してもらって送り届けました。

苑で起きたのだから、苑の責任だと思うのですが、人手が足りないとか、別費用がかかるとか、理由を言ってくれれば、納得して連れて行ったのになあ。
なんだかしっくり来ませんでした。

個室で一人で勝手に骨折したのだから、苑には責任がありませんという態度でした。
その後も何回か勝手に外してしまいましたが、なんとか骨はくっつきました。

認知症だから、外しちゃダメよ、と何回も言ってもすぐに忘れてしまうのでした。

まあ、顔色は良かったし、入所前よりふっくらしていたので、ケアは良かったようです。

言うことを聞かないで面倒ばかり起こすと、追い出されるのではないかとヒヤヒヤしました。
折角入れたのに、家族が責任がどうのとうるさくするのは、まずいような気がしました。
ホームとのつきあい方に考えさせられました。