松原 惇子 (著)
松原 惇子さんは、女性なら誰でも知っている雑誌「クロワッサン」を元にした「クロワッサン症候群」や「女が家を買うとき」などのベストセラー本を執筆しました。
ご自身も離婚して一人暮らしとなり、一人で生きている女性を題材にした本を次々に出してきました。
私は、松原さんの生き方が好きで憧れていました。
(現実には、松原さんのようにはなれませんでしたが)
50代でシングル女性の今と老後を応援する団体、NPO法人「SSSネットワーク」をたちあげ、活動してきました。この活動はTVや新聞、雑誌でも取り上げられました。(スリーエスネットワーク)
ときどき、松原さんの本に目を通してきました。
年令と共に書くことが変わって来るのが面白いです。
この本は70才になったときの心境と独身老人の問題についてのエッセイ的な本です。
今回の著書では、誰でも最後はひとりぼっちになると書いてあります。
夫婦で暮らしていても、伴侶に先立たれたら、残った方はひとりで死をむかえなくてはなりません。
その時、老人ホームに入るにも、転居するにも、病院に入院、手術するにも必ず保証人を求められます。
今まで誰にも頼らずに一人でがんばってきたのに、ここで数少ない身内や疎遠になった親族を捜してお願いしなければならないのです。
保証人問題は、男女を問わず深刻な問題です。
私は、そうなったらもう医療を受けるのは止めようと思いました。
家も最後はURしかありませんが、
ここの家賃だって国民年金だけの私には払えそうもないです。
解決策は今のところありませんが、行政はこの問題を深刻に受け止めて対応してもらいたいものです。
長年頑張って働いてきたのに、この国は高齢者に冷たいです。
以下は以前の身元保証人の記事です。参考にしてくださいね。
お一人様の身元保証人はどうする?