特別養護老人ホームとは?

top_main《特養の一例》

ここで気持にゆとりが出てきたので、特養のおさらいをしたいと思います。

特養とは、特別養護老人ホームのことです。

入居条件は、
・原則として年齢65歳以上
・要介護3~5
・自宅での介護などが困難であること

入居一時金が不要

運営が社会福祉法人や自治体である
(イメージとしては半官半民みたいな~)

主な財源は税金と介護保険料

詳細です。いくつかのサイトを比較して
読みやすいところをのせました。

特別養護老人ホーム(特養)とは
http://kaigo.suumo.jp/guide/sst/tokuyou/

特養から見に来てくれた

全ての入所申込書を送って10日ほど経った頃、ある特養から電話がありました。

「うちは○○苑です。先日お申し込みいただいたので、今度、様子を見にうかがいま~す」

「え、でも、実際に入所できるのって何年も先になるんですよね。来てもムダじゃないんですか?」

「いえ、でも、何かお力になればと思いまして~」

そして、そこの男性スタッフが数日後に来てくれました。
母は隣の和室で暑さでぐったり寝ていました。
彼はその様子をちらっと見て、私の話を聞いてくれました。

デイサービスもショートステイもいやがって行かないこと。
介護にかかりきりで、仕事に行けなくなったこと。
火の不始末や徘徊が心配で外出もおちおちできないこと。
昼夜逆転で、夜も熟睡できないこと。
などを話しました。

「じゃあ、試しにうちのショートに来てみませんか?」

え、いいの~?

そういうことは今のケアマネさんが手配してくれるところしか
行けないのだと思っていました。
勝手に自分たちで決めてはいけないと思い込んでいました。

そして、○○苑のショートステイに1週間入りました。

帰宅した母は、まるで、天国に行ってきたかのように興奮していました。
今までで、一番うれしそうでした。
女性スタッフたちがとてもやさしくしてくれたそうです。

こことは相性が良さそうだわ。
入るならここだわ。

しかし、長期入所は空きがないので、
当分はショートを繰り返すしかありませんでした。
それでも、行かないよりずっと助かります。

施設見学 その2 特養

母は、夏の間は、熱中症になるので、外出を控えて昼寝ばかりしていました。

それでもしばしば熱中症になっていました。

老人の習慣で、生水を飲まない。
暑さ寒さの感覚が衰えて、真夏にオーバーを着たり、冬用のキルティングのシャツを着たり、布団の中にはアンカが3個。

真っ赤な顔をしてフーフー言っていたら、すぐに駆けつけて布団をはがし、氷やアイスノンで冷やします。
エアコンを最強にします。

それでもほとんど出歩かないので、かなり自由に施設見学ができました。

特養も2軒見学しました。

一つは市内で一番人気、待機者500人前後。
それなりに良い施設でした。
スタッフは穏やかでやさしく、入居者の表情も明るく、窓からの景色は自然が多く気持良かったです。

もう一つは、隣の市でそれなりに人気、待機者は数十人。
こちらも入れたら良いな~と思わせる雰囲気でした。

どちらもユニット形式でした。
多床室や従来型個室の方が安いのですが、そちらはどこも満床でした。

申込書類をもらってきて記入しました。

途中まで書いて、ひらめきました。
何も、見学したところだけ申し込まなくてもいいんじゃん。懸賞に応募するみたいに、手当たり次第申し込んでもいいんじゃないか~

菅井きんが認知症で「要介護3」 特別養護老人ホームに入所

女優・菅井きん(88才)が、認知症で「要介護3」の認定を受け、特別養護老人ホームに入っていることがわかった。

名脇役として知られる菅井が暮らし始めて50年以上が経つという、東京・杉並の閑静な住宅街に建つ一戸建て。
近くには緑に囲まれた大きな公園もあり、老後を過ごすにはぴったりな環境といえる。
菅井は1996年に夫を亡くして以降、この家で娘夫婦家族とともに生活してきた。

「菅井さんは、もう2、3年は姿を見ていないですね。以前は近所のスーパーでお買い物したり、ひ孫さんとバルコニーで遊んだりする姿をよく見かけたんですけど…」(近所の住民)

菅井は、2010年に北川景子主演の映画『瞬 またたき』に出演して以来、4年間、公の場にも姿を見せていない。
菅井の知人がこう話す。
「菅井さんは2年ほど前に認知症で『要介護3』の認定を受けているそうです。認知症の影響からか、夜中に外に出て、閉まっている建物のシャッターを叩いて“配給米をください”と叫んだり、左右違う履き物姿で、ふらふらと駅まで行き、改札を通ろうとして駅員に止められたりと、思いもよらない行動を取るようになったそうです」

一歩間違えば命の危険も伴う行動の数々。その他にも自分の居場所が認識できなかったり、娘と孫を間違えたりするなど、その症状は日に日に悪くなっていったという。

「同居する娘さん夫婦は、菅井さんの介護をかなり頑張っていましたよ。菅井さんは徘徊したりするので目を離すこともできませんし、
問題を起こせば、その度に謝りにも行っていました。眠れない夜も続いたそうです」(前出・菅井の知人)

そんな介護の日々に限界が来たのか、昨年、娘は菅井を自宅からほど近い施設へ入所させることを決断した。

「菅井さんが入ったのは、要介護度が高い認知症の人が多くいる特別養護老人ホームです。
施設内には認知症高齢者の専用フロアもあり、また日本でも有数の高齢者医療・認知症の権威である病院が隣接しているため、自宅での介護が難しい人や、常時介護を必要とする人が入居しています」(前出・菅井の知人)

菅井の所属事務所に話を聞くと、「リハビリをしていて、体力が戻れば、仕事復帰も考えています」とのことだ。

2014.05.29 07:00
週刊ポスト

 


プロフィール

私は千葉県の60代バツイチ女性です。同居の90才の母親が認知症になり、介護をしてきました。そろそろ施設のことも考えなくては~と必死に調べて、いろいろな施設を見学して回りました。

そして、最終的に特養に入れることを決意しました。
ある作戦を実行したら、申し込みの二ヶ月後に入所出来ました。

今でも、申し込んで5年たってやっと入れた、7年待ったが亡くなったという話を聞きます。誰でも成功するかどうかわかりませんが、何らかの参考になればと思い、経緯を書こうと思いました。

免責事項:私は普通のおばちゃんです。介護のことはほとんど何も知りません。ここに書いたことも理解不足で間違っている可能性があります。介護システムの仕組み、法律に関することは必ず専門家に確認することをおすすめします。