特養に入るには?特養相談、特養ニュース

暴力・暴言への対応は?

入所者の暴力・暴言の相談を掲載しましたが、
介護職の方はどうしているのでしょうか?
介護している家族にとっても参考になります。

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

利用者の暴力・暴言に悩む、介護職員の声

約5割の介護職員が、暴言・暴力被害あり

少し古いデータですが、平成20年3月、長野県が「介護・看護労働者の実態・意識調査結果」を発表しています。
調査によると、暴力・暴言を「利用者やその家族から受けた」と回答した人は
47.3%と、約5割にのぼる数字になりました。
暴力・暴言の具体的な内容としては、
「罵声・叱責を浴びせられた」が80.5%、「殴られた」が36.7%でした。

■調査対象:3,145名(介護福祉士 2,535 名、看護師 610 名)
■回答数:858名
■参考:長野県

介護職員が身を守る為にできる対策

・関わり方を振り返る
・応援を呼ぶ、利用者から離れる
・体調不良を疑う
・管理者・経営者に報告し、対応を求める
・専門機関に相談する(労働基準監督署、弁護士の無料相談、警察など)

まとめ

志が高く、使命感が強い介護職の方ほど、「未熟な自分に問題がある」「我慢すれば良い」等と考えてしまいがち。利用者への虐待と同じく、介護職員への暴力・暴言も深刻であり、軽視されている現状こそが問題だと考えます。
個人でできるレベル対処をしたにも関わらず、上司や経営者が真剣に取り合ってくれない場合は、「どこもきっと同じだから…」と考えず、転職も視野に入れましょう。

全文 介護のお仕事
利用者から介護職への暴力・暴言、どう対応する?