Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/nspr/www/blog/rima_tokuyor_wp/wp-content/plugins/wordpress-ping-optimizer/cbnet-ping-optimizer.php on line 478

特養の「ベッド買い」は不適切

こんなニュースがありました。
絶対数が足りないから、こんなことが起きるんですよね。国の無策を棚にあげて、イチャモンつけるな~と言いたいです。介護保険が始まる前からの慣習らしいです。

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

特養「ベッド買い」は「不適切」、厚労省が実態調査へ
2018年1月12日

加藤厚生労働相は12日の閣議後記者会見で、都内などの自治体が他自治体にある特別養護老人ホームの運営法人に補助金を支払い、優先的に自身の自治体の住民が入所できる枠を確保している「ベッド買い」について、介護保険制度上、「必ずしも適当ではない」との認識を示した。

自治体に不適切である旨を周知徹底し、実態調査に乗り出す。

特養は居住地域にかかわらず、介護の必要性や家族の状況などを勘案し、入所の優先度を決めることになっている。ベッド買いは、介護保険制度が始まる2000年度より前から行われているといい、今後、厚労省は、調査の方法や、すでに存在する優先入所枠についての対応策などを検討する。

特養「ベッド買い」は「不適切」、厚労省が実態調査へ

『大往生したけりゃ医療とかかわるな』


『大往生したけりゃ医療とかかわるな』 (幻冬舎新書)
中村 仁一
幻冬舎 2012-01-28

数年前のベストセラー本です。
TVやラジオでも取り上げられていました。
私も読みました。

著者の中村仁一さんは72才(当時)、現役の医師です。
長年、老人ホームに勤務してきたので、年を取って死んでいく場面に数多く立ち会いました。

そして、15年前から「自分の死を考える集い」を始めました。
この本では、寿命のきたお年寄りに対する、過剰医療、人工延命の問題点についての考え方をまとめてあります。

中村先生が考える「医療の鉄則」です。

1.死にゆく自然の過程を邪魔しない。
1.死にゆく人間に無用の苦痛を与えてはならない。

日本人の医療に対する期待にはスゴイです。

・治療に関する思い込み度テスト
(信頼度テストともいう)

1.ちょっと具合が悪くなると、すぐ医者にかかる。
2.薬を飲まないと病気はよくならない。
3.病名がつかないと不安。
4.医者にかかった以上、薬をもらわないと気が済まない。
5.医者は病気のことなら何でもわかる。

6.病気は注射を打った方が早くよくなる。
7.よく検査をするのは熱心ないい医者だ。
8.医者にあれこれ質問するのは失礼だ。
9.医者はプロだから、自分に一番いい治療法を教えてくれるはず。
10.大病院ほど信頼できる医者がたくさんいる。

11.入院するなら大病院、大学病院の方が安心できる。
12.外科の教授は手術がうまい。
13.マスコミに登場する医者は名医だ。
14.医学博士は腕がいい。
15.リハビリはすればするほど効果が出る。

どうですか?あなたはいくつ思い当たりますか?
私は3.と15.でした。

最近はほとんど病院に行っていません。

去年は歯医者が一回、アレルギー外来(花粉症)が一回でした。虫歯が出来たのでそのうち歯医者に行こうかと思います。

中村先生は、若いときと年を取ってからは、医療にかかる考え方が違うと言います。
年を取ってからは、なるべく穏やかに死を迎える工夫をすることが大切だそうです。

たとえば、ガン検診の早期発見・早期治療は必要ありません。
中村先生はガン検診を受けないように努力しているそうです。
私も同感です。

先生のモットーは「治療の根本は、自然治癒力を助長し、強化することにある」です。
ですから、解熱剤や鎮痛剤を使ったことがありません。
これらを使うと、治りが遅くなるからです。

「 今やガンは2人に一人がかかり、3人に一人は死ぬ病気です」と言われていますが、ガンは老化現象ですから、高齢化が進めば進むほど、ガンで死ぬ人が増えるのはあたりまえです。
超高齢化社会では、全員がガンで死んでも不思議ではないのです。

よく、ガン検診で見つかったら手遅れだったと聞きます。
ガンが痛いなら、どうしてそんなになるまで気がつかなかったのでしょうか?
なんとなく感じていても、病院に駆け込むほどではなかったのでしょうね。

長生きも結構ですが、どんな状態で生きるかが重要です。
チューブや機械につながれて苦しみながら長生きしたいでしょうか。

「ガンで死ぬんじゃないよ、ガンの治療で死ぬんだよ」と先生はいいます。

・ガンにも老衰死コースがある。

先生も老人ホーム勤務になった当時は、ガンの末期は猛烈に痛むものと思い込んでいました。ですから、末期患者が来たらどうしようかとビビッていました。

しかし、年寄りの手遅れのガンに何例も出会っているうちに、余計な手出しをしなければ痛むことはないとわかってきました。そして、微笑みながら安らかな死を迎える人も多かったそうです。

これまでに70名ほどのガン末期患者を診ましたが、麻薬を使うほど痛んだケースは一例もありませんでした。

本人が高齢で、ほとんどぼけているので、家族の判断で、もう年だからこれ以上痛い苦しい思いをさせたくないとのことで、ほとんど何もしませんでした。

おかげで、ガンを放置した場合、どんな死に方をするかじっくり観察することができました。それで先生は「死ぬのは完全放置のガンに限る」と確信したのです。

私もこの本を読むまでは、老後に病気になったら病院で介護という拷問に会ってからでないと死ねないのだと思っていました。

この超高齢化社会では、、死は普通のことです。出来るだけ、手間もお金もかけず苦しまずに短期間で大往生したいものです。

介護ヘルパー、耐えられないのは「シモの世話」が理由ではない

こんな記事を見つけました。

介護ヘルパー、耐えられないのは「シモの世話」が理由ではない
2017年12月18日

年末年始は時給1350円になるホテルの客室清掃に応募した本誌・女性セブンの「オバ記者」こと野原広子記者。60才にして抱く、掃除の仕事への思いとは?

 * * *
 掃除の仕事というと、“トイレ”がちょっとしたハードルなのね。

 大手不動産会社を定年退職後、マンション管理人になったM子(私と同じ60才)も、「いろんな人が使うトイレの掃除をしなくていいから、ビル掃除よりいいかと思って」とやけにキッパリ。

「なんでそう思うの?」と聞くと、「すごくミジメな気持ちになりそうだから」だって。

 地下鉄のスカウトのおばちゃんも、私にチラシを渡すとき、「トイレ掃除がないビルもあるし…」と、どこか歯切れが悪かった。

 …そういえば、40代後半にホテルの客室掃除をした経験を持つ私も、最初は抵抗があったっけ。もっとも、それも最初だけ。そのうち、体がチャッチャと動くようになっていた。

トイレの話で思い出したのが、怪しげなテレフォン営業をしていた友人R子(58才)や、輸入雑貨店を経営していた知人S香(64才)など、介護ヘルパーを始めた友人たちのこと。

 彼女たちから、“シモの世話”のグチはいっさいなかった。不思議に思って聞くと、なんでそんなことを聞くの?といわんばかり。R子は、「両手にゴム手袋をしたら、気持ちが切り替わるのよ。何とも思わない」だって。

 その後も私は、「シモの世話がイヤで、介護の仕事を辞めた」という人に一度も会ったことがない。

 では、「介護ヘルパーは耐えられなかった」という人は何がイヤだったか。ひと言でいえば“人間関係”で、もっと言えば、高齢者から延々と身内の悪口を聞かされることだという。

 知人S香は、「大小便はニオイも形も、人によってたいした違いはないけど、人を恨んだり、憎む気持ちは強弱も質もいろいろ。この毒がどんどん体に貯まっていくんだよ」と、うんざりした顔で言ってたっけ。

※女性セブン2018年1月1日号
https://www.moneypost.jp/232169

 

認知症高齢者の捜索をネットワークで初訓練【京都府】


[訓練の様子]

京都府伊根町で、警察、自治体、民間団体が共同で捜索する訓練が行われました。
全国に、このような体制が出来ると安心ですね。

認知症高齢者、ネットワークで捜索 京都・伊根で初訓練
【 2017年11月28日 13時16分 】

 京都府伊根町で27日、行方不明になった認知症の高齢者を警察や自治体、地元の民間団体などが情報を共有して捜す「SOSネットワーク」の検証訓練が初めて行われた。関係機関が行方不明者の迅速な発見に向けた連携態勢や手順を確認した。

 府内各地で同ネットワークの取り組みが進んでおり、伊根町でも2015年に発足した。高齢化率が約45%と高い同町で機能を確かめようと、宮津署が実施した。同署と、特別養護老人ホーム「長寿苑」(同町六万部)と伊根郵便局(同町亀島)が参加した。

 訓練は、同署員が認知症の高齢男性にふんし、散歩に出掛けたまま行方不明になったとの想定。家族から連絡を受けた町職員が、男性の服装や身体的特徴を聞き取り、加盟団体に情報をファクスして捜索協力を依頼した。

 約30分後、長寿苑の職員が不明者の特徴と合致する男性を施設周辺で見つけ、名前や年齢などを聞き取って役場に連絡。警察官に引き渡して保護した。

 同署生活安全課の岩野一樹課長は「連絡は早かったが、情報伝達や行方不明者とみられる人への対応などで課題が見つかった。今後も研修などを行いたい」と話した。

京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20171128000094