誤嚥性肺炎防止のウエアラブル機器、まもなく製品化

特養などの高齢者施設では、誤嚥性肺炎が問題となっています。
ちゃんと飲み込めたかどうかを判定する機器がもうすぐ製品化されるそうです。
どんどん便利なものが開発されてきますね。

「ごくり」音で誤嚥判定 筑波大、ウエアラブル機器製品化へ
(2018/2/20 05:00)

筑波大学人工知能研究室は食べ物の飲み込み(嚥下〈えん〉げ)が正しくできているかを人工知能(AI)で判定するウエアラブル機器を2018年度中に製品化する。4月にベンチャー企業「プライムス」を発足し、研究開発を加速させる。高齢者の嚥下障害による「誤嚥(ごえん)性肺炎」が社会問題となる中、誤嚥予防に寄与する機器として提案する。

ウエアラブル機器「GOKURI」は首に装着して使う。“ごくり”という飲み込む音を収集し、その波形を解析して嚥下が良好かどうかを判定する。小型・軽量で持ち運びも容易なほか、内視鏡やX線撮影装置といった従来の検査法と比べて簡単に判定できる。嚥下の状況を数値化し、定量的な評価が可能だ。試作品では約97%の判定精度を達成しており、改良を図りながら製品化につなげる。

まずは介護福祉機器として介護老人保健施設や特別養護老人ホームなどに提供し、日々の嚥下障害の判定やリハビリテーショ…

日刊工業新聞
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00462436