認知症とお金は悩ましい問題です。
家族としてはどう対処すべきなのでしょうか?
ご相談:生活保護受給中で認知症が出始めた母のカードローンの支払いについて
現在生活保護受給中の単身の87歳の姑の相談です。
数年くらい前からイオンカードのキャッシングで借りては返すの繰り返しで残債が減らずに40万弱あるようです。
今までは返済をしていたようですが最近認知症の症状が出始め、この度の介護認定で要支援2から要介護3となりました。
ひとり暮らしは無理があるため生活保護対応の老人ホームへの入居が決まりましたが今後はお金は施設が管理するようで返済できません。
どのようにすべきか悩んでいます。
痴呆が始まった昨年の暮れからはカードを嫁の私が管理しましたのキャッシングはしていません。2014年
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弁護士の回答1
そもそも生活保護のお金で返済をしてはいけません。
生活保護のお金は、健康で文化的な生活をするための最低限の保障のためにされるものですので、返済のためのお金ではありません。
生活保護で返せないというのですから、自己破産の手続をするのが良いかと思います。
認知症で判断能力が無いというのであれば、成年後見の制度を利用してください。
弁護士費用等の負担が経済的に出来ないのであれば、法テラスの利用を検討すると良いでしょう。
弁護士の回答2
40万円弱でも支払い不能ということであれば自己破産可能でしょう。かつて50万円弱で認められたことがありました。
原文はこちらです。弁護士ドットコム
https://www.bengo4.com/c_3/c_1160/b_250061/