施設への帰宅拒否について(特養スタッフからの相談)

特養スタッフからの相談がありました。
このようなケースもあるかもしれませんのでシェアします~

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・特養入所者の長期外泊時(施設への帰宅拒否)の対応を教えて下さい
日時: 2016/01/19 12:12
名前: ふる

特養の事務員をしています。
今年の正月に自宅外泊した男性の入所者が、施設に戻るのを断固拒否しています。

入所後初めての外泊で、家族に囲まれて皆で新年をお祝いし自由を満喫したせいで何かと規制の多い入所生活に戻るのが嫌になってしまったようです。

ご家族とも何度も話し合い、職員も何度も訪問しましたが、ダメでした。

一度ご家族が買物に同乗させてその帰りにこっそり施設に向かおうとした所、動いている車から飛び降りようとしたり、後ろからハンドルを掴もうとしたそうです。

本人は要介護3で、認知症あり、同居の配偶者も要介護で週3回デイサービスを利用しており、その間は自宅に本人だけになってしまっています。

このようなケースの際、①施設として取るべき最善策と、②この状態が1か月2か月と長期化した場合の国保連への請求はどうしたらいのか、ご教授願います。

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悩むような問題ではないと思うけど ( No.1 )
日時: 2016/01/19 12:38
名前: masa

>②この状態が1か月2か月と長期化した場合の国保連への請求はどうしたらいのか、

請求の問題は単純です。そこにいないのだから費用算定できません。
理由は関係ありません。ただしあらかじめ契約事項に、不在時の居住費は全額自己負担とするという定めがあれば、その費用は本人に請求できますがね。

>①施設として取るべき最善策

退所してもらうしかないでしょう。介護施設は強制収容所ではないんですよ。
一旦入所したからといって、いかなる理由であっても退所できる権利を利用者は持っているわけで、本人がもういやだと言っている以上、その意思を尊重するしかないです。

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ご回答ありがとうございました。 ( No.2 )
日時: 2016/01/19 20:30
名前: ふる

masaさま、早速のご回答ありがとうございました。
説明不足で申し訳ありませんでしたが、①はそう単純ではないのです。

本人が認知症でなく、少なからず自立できていればおっしゃるように退所させて、あとはご自由にでもいいでしょう。

当初の入所経緯で、同居配偶者への暴言・暴力、且つ足が不自由で自宅内での自力での移動が困難、内臓機能の低下による規則的な投薬が必要、等の要因ある中で、病院から入所の受入れをしました。

このような状況を踏まえて、再度皆様のお知恵を拝借できませんでしょうか?

あと、②については逆に、いつまで請求可能なのでしょうか?(外出当日まで?)

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認知症の方の意思を無視してよいということにはならない ( No.3 )
日時: 2016/01/20 08:52
名前: masa

認知症があったとしても、本人の強い意志があるのなら、施設に強制的に連れ戻すことはできないでしょう。自宅に外泊できる環境でもあるのですから、在宅介護に移行で切るような支援体制を早急に作りながら、ショートステイなどを利用しつつ、徐々に施設再入所に向けるしかないでしょう。

>②については逆に、いつまで請求可能なのでしょうか?(外出当日まで?)

籍がある状態なら外泊時費用算定期間まで算定可能だし、居住費自己負担型着があるなら、籍がある限りそちらは請求可能です。

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再度のご回答ありがとうございました。 ( No.4 )
日時: 2016/01/23 05:24
名前: ふる

masaさま、再度のご回答ありがとうございました。

昨日、様子を伺いに訪問したところ、帰宅してから1度も入浴していないという状況で異臭が漂い、渡しておいた薬もほとんど服薬していませんでした。

せめて入浴だけでもとどうですかと懇願しても、頑として外出を拒否されました。

当施設には在宅介護部門がないので、ケアマネに依頼して他事業者に早急に依頼をしていきたいと思います。

請求の件は了解しました。(介護請求ソフトでも自動にできました)
的確なアドバイスを頂き、ありがとうございました。

http://www.ryokufuu.com/patio/read.cgi?no=16336&mode=past

北九州市内の介護施設で 歩行練習に特化した「自立支援型介護ロボット」実証開始

介護の現場でロボットの利用が進んでいます。
特養での歩行訓練ロボットの実験のニュースです。
人手不足のおり、このようなロボットが導入されると助かりますね。

北九州市内の介護施設で 歩行練習に特化した「自立支援型介護ロボット」実証開始
2017/11/02

日本のロボット開発ベンチャー・リーフが、公益財団法人「北九州産業学術推進機構(以下、FAIS))の協力のもと、北九州市内における介護ロボットの実証事業の一環として、自社開発した介護ロボットのテストを特別養護老人ホームで11月1日より開始した。

要点をまとめました。

北九州市は「先進的介護・高齢者活躍拠点」国家戦略特区

・ベンチャー企業の協力で介護ロボットによる歩行訓練の実証を2ヶ月行う

・舞台は特別養護老人ホーム孝徳会

・入居者の導入前、導入後の変化を項目毎に検証する

・ロボット利用による目指す効果
1.自立した生活につながる身体機能の維持・向上
2.入居者のモチベーションの向上

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特養でミサイル避難訓練、伊豆の国市


特養の防災訓練の一場面(他の特養です。)

寝たきりや身体の不自由なお年寄りが暮らす特養で、ミサイルが飛んできたときや災害があったときはどうするのでしょうか。

静岡県伊豆の国市の特養で、ミサイル飛来時の避難訓練が行われました。
効果のほどはわかりませんが、このような訓練は地震や火災などのとっさの判断にもとても有効だと思います。
しかも、近隣の住民も参加したとのことです。

地域の特養と親しむことは、いざというときお互いに役立ちそうですね。
特養も助けてもらうだけでなく、将来は地域の避難所などに活用できるかもしれません。

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特養でミサイル初動対応 入所者誘導訓練 伊豆の国
(2017/10/30 08:05)

 伊豆の国市の特別養護老人ホーム「韮山・ぶなの森」は29日、弾道ミサイルの飛来を想定した訓練を同施設で実施した。職員や入所者が初動対応を確認した。
 防災行政無線を通じてミサイル発射の情報が伝えられると、職員は施設内で活動中の入所者に防災頭巾をかぶるよう促し、車いすを押したり体を支えたりしながら窓から離れた場所に移動。「伏せて耳をふさいで目を閉じて」と呼び掛け、入所者はじっと身をかがめた。寝たきりの入所者の部屋には職員が駆け付け、自らもベッドに入り布団で覆った。
 外出中に施設の近くで発射情報が出たことを想定し、近隣住民約20人も訓練に参加。施設内に駆け込むと、窓が近くにない場所まで走り、頭をバッグなどの手荷物で守りながら床に伏せた。
 北朝鮮によるミサイル発射が続いたことへの対応。同施設を運営する社会福祉法人函要会の杉村清参与は「自由に体を動かせる人が少ない施設なので、訓練を通じて職員が入所者を守るという意識を高められれば」と実施の意図を語った。
静岡新聞SBS

http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/421461.html