ショートステイを利用した。

春休みに遊びに来ていた息子が、おばあちゃんが心配だからと田舎に帰らずに、私が仕事で出かけるときは、家で気をつけてくれていました。

しかし、いつまでも居るわけにも行きません。
母の症状はひどくなる一方。

水の出しっぱなし、電気のつけっぱなし、火のつけっぱなしは当たり前。
フラフラと出歩くこともしばしば。
昼夜逆転。
夜中に炊事するので、夜も熟睡できません。
階下で音がするとハッとして目が覚めます。

母が5月もデイサービスに行きたがらなかったので、ケアマネがショートステイを利用しましょうと言ってくれました。

紹介された所と契約を交わし、6月に利用することになりました。
もう疲れ切っていたので、事前見学もしませんでした。

当日、送迎の車に二人で乗り込みました。
母に言うといやがるだろうから、お泊まりの荷物は小さくしてこっそり車の荷物入れにいれました。

到着したのは巨大な老人ホームの一角でした。
母には、良いところが見つかったから見学に行こうとだけ話してありました。

通された個室はTV、洗面・トイレ付きで居心地が良さそうでした。
母がそこのスタッフと話しているすきにこっそり帰りました。

一週間は極楽でした。
家や母のことを忘れて、ちょっとした旅行やショッピングを楽しみました。
車で送られてきた母は何事もなかったかのようでした。

荷物を片付けて落ち着くと
「私なんであんな所に放り込まれたのかしら~?」と言いました。

私は、「お母さんがデイに行かないから、ケアマネさんが刺激がないと良くないって心配して手配してくれたのよ~」と言いましたが、何のことだかわからなかったようです。

そこのスタッフがとても親身になってくれて、あの人に会いに行ってお礼が言いたいとしきりに言っていました。

しかし、そこも2回目は混んでいて多床室になってしまいました。
4人部屋で、夜中に大声で騒ぐ人がいて眠れなかったとプリプリ怒って帰ってきました。

3回目も多床室しか空きがなく、今度は頭から湯気が出そうに怒って帰宅しました。
「もう絶対にあんなとこ、行かないよ~!!」

ケアマネに頼んでも、個室は早くからの予約でいっぱいで、私の力ではどうにもなりませんとのこと。

ああ、これ以上は無理だなあ~
ショートで当分行けるかと思ったけれど、もう最後の手段を考えなくては。

これからの流れ

これからの流れを箇条書きにしてみました。
こんな順序で書いていこうと思います。

・デイサービスを利用した。

・ショートステイを利用した。

・私が仕事に行けなくなった。

・最後の手段は特養に入れること。

・特養の情報を集める。

・さまざまな老人施設を見学する。

・特養に入所申請をする。

・特養によって対応はさまざまだった。

・特養から現状を見に来てくれた。

・特養のショートステイを利用する。

・幸運にも空きが出た。

・入所を決心する。

・入所手続き

・入所後の母の状況