「看取り介護」を提供している特養、老健は約7割を突破! 課題はスタッフへの研修と精神的負担のケア

特養の「看取り介護」に関する特集がありました。
長いので、まとめてみました。

以下、まとめです。

・2025年に団塊の世代が75歳以上となる

・日本における死亡者数は年間約127万人(2013年)、2015年にピークになる

・「看取り」とは「近い将来、死が避けられないとされた人に対し、身体的苦痛や精神的苦痛を緩和・軽減するとともに、人生の最期まで尊厳ある生活を支援すること」

・2015年4月の介護報酬改定において「看取り介護加算」の要件が見直された

・特別養護老人ホームと介護老人保健施設では、すでに約7割の施設が「看取り介護」を実施している

・看取り介護を実施している施設の約8割が看取り介護の対象者全員を最期まで施設で介護している

・看取り介護の6つのプロセス
「適応期(入所)」
「適応期(1か月後)」
「安定期(半年後・定期的なケアプランの更新時期)」
「不安定・低下期(衰弱傾向の出現・進行)」
「看取り期(回復が望めない状態)」
「看取りからその後まで」

・看取り介護の生前意思確認
心臓マッサージなどの心肺蘇生
延命のための人口呼吸器
人工透析の開始
胃ろうによる栄養補給
鼻チューブによる栄養補給
点滴による水分補給

・看取り期(回復が望めない状態)

【死亡1週間前】
・睡眠時間が長くなる
・夢と現実を行き来している

【死亡2日前】
・声をかけても目を覚まさない

【そのほかの変化】
・食べ物や水を飲み込めなくなる
・つじつまの合わないことを言い始める
・手足を動かすなど落ち着かなくなる
・呼吸のリズムが不規則になる
・息をすると同時に肩や顎が動くようになる
・手足の先が冷たくなる
・脈が弱くなる

課題はスタッフへの研修と精神的負担のケア
 職員への教育体制が十分とは必ずしも言えない
多職種連携やインフォームドコンセントのあり方

元記事はこちら
「看取り介護」を提供している特養、老健は約7割を突破!課題はスタッフへの研修と精神的負担のケア
2017/01/12 17:00
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no201/