特養の緊急性基準とは?

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練馬区のHPより
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/kaigohoken/service/shisetsu/kijun/setsumei.html

緊急性基準

「極めて高い」とは、介護者の状況(人的緊急性)と住居の状況(物的緊急性)のそれぞれに該当する場合を言います。

「高い」とは、人的緊急性または物的緊急性のいずれかに該当する場合を言います。緊急性基準は申し込み後に行われる特養ホームとの面接により、加算されます。

「人的緊急性」とは、本人が介護者に対して拒否的(怒鳴る等)である、介護者が本人に対し暴力・無視・介護放棄・身体拘束等が懸念される等の状況を言います。

「物的緊急性」とは、入所施設や入院中の医療機関から退所・退院を迫られているが、転院・転所先が見つからない。老人保健施設等を転々としている等を言います。

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早く入所できるのは、この緊急性基準高い場合です。
もし、当てはまりそうなことがあったら、そこを強調することです。

私の場合、どこに当てはまるかは、
定期的に母を訪問してスタッフさん達と話していて、わかりました。

それは「主な介護者が仕事に行けなくなった」ことです。

私はパートですが、母を在宅で見ている間は休んでいました。
そのことを申込書の「困っていること欄」(ない場合もあります)の最後に書いておきました。
それがヒットしたようです。

「お仕事は行けていますか?」と繰り返し聞かれるからです。

とにかく、困っていることがあったら、入所申込書に何でも書いておきましょう。
どれがその特養の緊急性に当たるのか素人にはわかりません。

こんなこと書くとまずいんじゃないか?
こんなこと書いたら順番が遅くなるのでは?
などと心配しないで、
取りあえず書いてみたらどうでしょう。

本当に特養に入所させたいなら、思い切った覚悟と行動が必要です。他人任せ、成り行き任せにしないことだと思います。

特養の申込書を入手しよう

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どうして早く入所できたのか?を書こうとしたら、
お世話になった『特養入所マニュアル』の内容をバラしてしまうのではと、
しばらく迷っていました。

今、読み直してみたら、やはり全部通して読まないとわからないな~
と思いました。

特養の入所判定基準は自治体によってまちまちで、
全国統一の基準はありません。

特養の入所に関する仕組みを知ってから、
申込書はケアマネまかせにしないで、
自分で書くことが大事です。

但し、お世話になっているケアマネさんには一言断っておきましょう。
ケアマネさんは何人も担当していて超多忙なので、
「ご自分でできるならどうぞやってください」と賛成してくれるでしょう。
私もそうしました。

申込書は各自治体のHPからダウンロードできます。
または、特養の受付や役所の福祉課などでももらえます。
一度、手に入れてじっくり眺めてみると良いでしょう。

下のリンクは練馬区の特別養護老人ホーム入所申込書です。
ここは点数制になっていますが、そうでないところもあります。

特別養護老人ホーム入所申込書:練馬区公式ホームページ

この申込書の中で重要なのが、緊急性基準でしょう。
緊急性等の特別な事由が極めて高い場合は点数が加算されて、
早く入所できる可能性が高くなると思われます。
その参考になるのが、このマニュアルです。

特別養護老人ホーム入所申込書のダウンロード
特別養護老人ホーム入所申込書(PDF:237KB)

その下の
特別養護老人ホーム入所基準
も参考になります。

必要な方が早く入所できることを祈っています。