91歳花嫁姿、特養入所の中川すゝゑさん

こんな微笑ましいニュースがありました。

特養で、介護主任、弁護士、生活相談員さんたちが協力しあって、91才の女性の夢を叶えてあげたのです。

女性は骨になっても女という話がありましたが、
いくつになっても花嫁衣装は夢なんですね~

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73年越しの夢、91歳花嫁姿 小矢部・特養入所の中川さん
2017年11月29日
北日本新聞

■職員が実現に協力

 小矢部市観音町の地域密着型特別養護老人ホーム「イエローガーデン石動」に入所している中川すゝゑさん(91)が28日、一生に一度は花嫁衣装を着てみたいという長年の夢をかなえた。18歳で結婚したが、戦争中だったため式が挙げられなかったという。この話を聞いた施設職員が協力し、“花嫁への変身”をプレゼントした。中川さんは入所仲間や職員から「すてき」「きれい」と声を掛けられ、うれしそうだった。

 イエローガーデン石動の介護主任の矢野路子さん(50)が10月、今年春に入所した中川さんから一度も花嫁衣装を着たことがないと聞き、実現させてあげたいと同僚に相談した。介護士の芝田勝美さん(68)が結婚式で使った赤の打ち掛けを提供。生活相談員の黒梅明さん(69)の妻が美容師をしていることから着付けや髪結い、化粧で協力することになった。

 中川さんは最初に黒梅さんの妻が用意した緑の打ち掛けに袖を通し、記念撮影に臨んだ。入所仲間からは「いつも見ているすゝゑさんじゃないみたい」と声が上がる中、ポーズを決めた。赤の打ち掛けに着替えるお色直しの趣向も用意され、「赤になると、顔が映える」と周囲から声が飛んでいた。

 中川さんは10年以上前に夫を亡くしており、今回は介護士の西川真紀さん(36)が夫代わりを務めた。周りからの「うらやましい」の声に中川さんは「こんな若い旦那さんで」とにっこり。生き生きとした中川さんの姿を見た矢野さんは「一生に一度の思い出にと計画した。喜んでもらえて感無量です」。73年越しの夢がかなった中川さんは「本当にありがとう。みんなのおかげです」と感謝していた。

http://webun.jp/item/7418729

 

特養での「みとり」推進-厚労省

特養での「みとり」を厚労省が推進する方針です。
これによって、みとりをする施設が増えていくことでしょう。
ますます、特養が終の棲家になるようです。

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特養での「みとり」推進=医療体制充実で報酬上乗せ-厚労省
2017/11/15

厚生労働省は15日の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の分科会で、特別養護老人ホームが医療提供体制を充実させた場合に報酬を上乗せする方針を示した。入所者の医療ニーズに応えるとともに、人生の最期を安心して迎えられるよう寄り添う「みとり」への対応を強化するのが狙い。2018年度介護報酬改定に反映させる。

特養には医師が常駐していないケースが多く、契約している地域のクリニックの医師らが要請に応じて施設に出向き、入所者の診療を行っている。厚労省は、医師が早朝や深夜に診療を行う体制を整えた施設への介護報酬を上乗せする考え。また、そうした施設が入所者を実際にみとった場合の報酬も手厚くする。 (C)時事通信社
https://medical.jiji.com/news/10573

特養の「癒し犬」まるこが本になりました。

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特養たじま荘(兵庫県豊岡市)では、捨て犬だったまるこが入所者に可愛がられています。
毎週木曜日に、たじま荘を訪問して入所者に愛嬌を振りまいているそうです。

この活動はNPO法人「日本レスキュー協会」(伊丹市)により12年も続いています。
動物と触れ合うことで、入所者の気持ちが大きく癒されているようですね。
他の特養でも、動物と触れ合う機会が増えるといいな~と思います。

「癒やし犬」まるこが本に 12年間の“犬生”描く
2017/11/21
神戸新聞社

兵庫県豊岡市日高町十戸の特別養護老人ホーム「たじま荘」で、入所者らの「癒やし犬」として活躍している雌犬まるこが、本の主人公になった。捨て犬だったまるこが、殺処分を免れて保護され、入所者らに笑顔や生きがいを届けるようになった今までの、12年間の物語が描かれている。(阿部江利)

岩崎書店(東京)が今年10月末に出版した児童書「いやし犬まるこ」。同社の編集者らが、まるこが昨年、県動物愛護協会の功労動物表彰を受けた報道を目にし、出版を企画。神戸市出身のフリーライター輔老心さんが取材し、物語にまとめた。

真っ白な毛並みとつぶらな瞳が愛らしいまるこは、多くの犬が捨てられることで有名になった、山梨県の山奥で生まれた。子犬の時に災害救助犬などを育成するNPO法人「日本レスキュー協会」(伊丹市)に引き取られ、触れ合うことで人の心を解きほぐす「癒やし犬」の訓練を受けた。

2006年、「たじま荘」で本格デビュー。毎週木曜の喫茶「まるこカフェ」で“勤務”し、おやつをねだったり、なでてもらおうと近寄ってきたりするまるこに、利用者たちはめろめろだ。

本では、犬捨て山の惨状や訓練の様子、同施設の入所者らとの交流を、子ども向けに紹介。最初は人が集まると机の下に隠れるほど引っ込み思案だったまるこが、「弱くて『優しくしてあげないと』と思わせるのがいいところ」と大事にされ、“看板娘”へと成長する姿や、触れ合いによって怒りっぽく頑固な男性に笑顔が戻った逸話、周りに人の輪ができるようになった様子なども記している。

本に描かれた入所者らも年を重ね、少しずつ体の自由が利かなくなったり、亡くなったりする中、まるこも現在12歳になった。人間なら60~70歳だが、今日も施設の笑顔の中心に居続けている。

同施設の上田あゆみ所長は「利用者だけでなく、職員もまるこに癒やされている。本との出合いを機に、福祉や介護の仕事に就きたいと思ってくれる人が増えればうれしい」と話す。
https://this.kiji.is/305476319222088801?c=110564226228225532

 

利用者からのセクハラ、暴力…介護職員51%経験

介護職員が離職する理由の一つがセクハラだそうです。
こういうときの対策はどうするのでしょうか?
認知症の方が相手だと難しい問題ですね。

利用者からのセクハラ、暴力…介護職員51%経験
道が初調査 「離職理由の一つ」

2017/11/18
北海道新聞

まとめ
北海道内の介護施設職員300人を対象に調査
半数以上が利用者からの暴力や暴言、性的嫌がらせなどを受けたことがある。
主な内容
「胸やお尻を触られた」「性的行為を求められた」などの性的嫌がらせ
「すれ違う時に急にたたかれた」「つばを吐かれた」などの暴力行為
「バカ、アホ」などの暴言
介護職員が離職する理由の一つになっている
国は職員の待遇改善や適正配置を真剣に考えるべきだ。

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AIケアプランを利用者へ提供 実証が本格化 33人のケアマネが参加(愛知県豊橋市)


[ケアマネジャー向け説明会の様子]

人手不足のケアマネジャー界にもAI導入の動きがあります。
AIでケアプランを作成して、人間のケアマネさんがそれを利用者個々の状態に合わせて調整する計画だそうです。
これにより、ケアプラン作成の手間と時間が大幅に縮小出来たら、良いですね。

愛知県豊橋市でケアプラン作成を支援する人工知能の利用を開始
2017.11.7

株式会社シーディーアイと愛知県豊橋市は、豊橋市内のケアマネジャーの協力を得て、日本初となる人工知能によるケアプラン作成の実証プロジェクトを進めています。平成 29 年 11 月 6 日から豊橋市内のケアマネジャー33名が人工知能の利用を開始します。

《実証プロジェクトの概要》

・豊橋市とシーディーアイが自立支援に関するセミナーを共催
・匿名加工した豊橋市の介護保険データ(平成 21 年度~28 年度・約 10 万件)を学習した人工知能をシーディーアイが提供
・平成29年11月6日から平成30年2月2日までの間、豊橋市内のケアマネジャー33名が、人工知能が作成したケアプランを利用者の個別状態に合わせて調整した上で利用者へ提供
・利用者の身体状況の改善度、ケアマネジャー業務の変化等を調査

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