ニュースでも取り上げられていましたが、1か月で入居者が6人亡くなった老人ホームがありました。
特養ではありませんでしたが、気になるので書いてみます。
虐待か殺人かと取りざたされていましたね。
こちらの記事がわかりやすかったので、参考にしました。
まとめ:
・今回の舞台になったのは、
鹿児島県鹿屋市の老人ホーム「風の舞」
老人ホームには「特別養護老人ホーム(特養)」「介護老人保健施設(老健)」「有料老人ホーム」「養護老人ホーム」「軽費老人ホーム」「グループホーム(グルホ)」「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」など、たくさんあります。
今回の老人ホームは「有料老人ホーム」の中の「住宅型有料老人ホーム」です。
介護は外部サービスを利用します。
特に自治体による規制はありません。
入居条件は「60歳以上」「自立から要介護(但し軽度まで)」
自分で何とか生活できる人が対象です。
しかし、実態はそうではなかったようです。
ほとんど寝たきりの人を多数収容していて、介護職員の手が足りないのに、さらに夜勤手当を1万円から7千円に減らしたため、8名全員が退職した。
夜勤は雇われ施設長が一人で40人くらいに対応していた。
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問題点として浮かび上がってくるのが次の4点です。
①1か月で6人の入居者が死亡(85歳以上の女性ばかり)
②8月から9月にかけて介護職員8人全員が退職
③複数の虐待通報が県と市にあった
④夜間は施設長1人で対応していた
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介護スタッフはそれまでも低賃金で不満だったのに、さらに夜勤手当を減らされたので、堪忍袋の緒が切れて退職したのでしょう。
(たぶん、労働条件も劣悪だったと推測します。)
夜間、高齢の施設長がたった一人で40名近い人のお世話を出来るはずもありません。
その結果、介護放棄(ネグレクト)された寝たきりの方々が亡くなったのではないでしょうか。
特に、法律違反はしていないので、施設を調査した鹿屋市は、「入居者のケアはなされていて、虐待はなかった」との判断しました。
家 賃+共益費+食 費=(a) 合 計76,000
それにb) 介護保険個人負担基準額が要介護度に応じて加算されます。
居時、敷金は(家賃の2ヶ月分:48,000円)
どんな環境の悪い施設でも預けたい事情があるのでしょうか。
それでも、毎月10万円前後の料金がかかります。薬、オムツ代は別。
ますます、高齢者介護の問題は深まるばかりです。