〈介護現場で活用されるペッパーのイメージ。(写真: M-SOLUTIONSの発表資料より)〉
ソフトバンクとフランスのアルデバラン社が共同開発したロボットの記事がありました。
そのロボットはペッパーという名前です。
ペッパー君が、介護現場で大活躍しているそうです。
東京都町田市小山が丘にある特別養護老人ホームMでは、入居者の徘徊に伴うスタッフの業務負担増が問題となっていた。そして「負担増」に加え、万が一(認知症者の徘徊には交通事故などのリスクが伴う)への備えが課題となっていた。
徘徊防止アプリが搭載されたペッパーを導入したのは、2016年のこと。こんな枠組みが整備された。出入り口に設置。徘徊しようとした入居者をペッパーがセンサーで検知。顔認証機能で事前に登録された入居者に呼びかける。と同時にスマホアプリでスタッフに通知。警報も作動させる。
自分の名前を呼ばれた入居者は30-60秒、立ち止まる。その間に通報を受けたスタッフが駆けつける。ペッパーの導入で徘徊者はゼロになったという。
ペッパーはこうした活用のされ方以外にも、介護職員の負担軽減に役立っている。顔認証で入居者の名前を呼ぶので会話がスムーズに始まる。20分や30分好んで会話を楽しむ入居者も少なくない。介護士は安心し他の仕事と取り組める。30分前後、入居者を相手にしたレクレーションも可能。介護士の代わりを果たす。
元記事:孫正義氏の頭の中はいかに 介護現場でも活躍するペッパー
2017年10月21日
http://www.zaikei.co.jp/article/20171021/406073.html