特養に入所する日

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入所にあたっていろいろな書類が必要でした。

・診断情報提供書(病院の主治医に書いてもらう、数百円)
・健康診断書(実費なので割高、母の病院は18,000円)
・後期高齢者医療被保険者証
・介護認定証
・介護保険負担割合証
・入所契約書類
・何かの同意書いろいろ
・銀行口座引き落とし書
その他(たくさんあってもう覚えていません。)

ショートの時は、家具もTVも備え付けでしたが、今回は購入する必要がありました。買いに行くヒマがなかったので、ネットで注文して、D苑に届けてもらいました。

衣類や持ち物は、すべてマジックや糸で名前をつけなければなりません。
下着、靴下、タオル、上着、BOXティッシュ、その他の持ち込む物

入所当日は、ショートに行くような振りをして母と送迎車で一緒に行きました。
母を新しい居室に入れて、スタッフの人が相手をしてくれている間に、関係者が別室で説明をしたり聞いたり、書類に署名捺印をしたりしました。

終わったので、母の様子を見てから帰ろうとしたら、いつもと違う気配を察したようで、ものすごく警戒した固い表情をしていました。そして、私も帰る、置いていかないで、ここはイヤだとしきりに言うのでした。

もうすぐ夕食だから、それを食べてね、とか適当なことを言って無理に置いてきました。
そのときの絶望的な目つきがいつまでも頭にこびりついていました。

しかし、スタッフにそのことを話して、ときどき自宅に連れ戻しても良いですか?
と訪ねると、今までのやさしい表情が急に厳しくなりました。

「しばらくは会いに来ないでください。お母様も家のことを思い出して帰りたがるし、ご家族も辛くなりますから。1,2ヶ月は必要な物を届けに来ても会わない方が良いですよ」

ガ~ン、そうだったのか!

ときどき外出させて自宅にも連れて行ってあげよう、懐かしがるだろうが、特養が居心地良いとわかれば、素直に戻るだろうと考えていましたが、甘かった!