ペットの終活のすすめ

高齢者とペットの関係は、親子のようだと思いますが、
飼い主が高齢になればなるほど、ペットの飼育が困難になることは明らかです。

自分が先か、ペットが先か、そうなる前にペットの終活も考えておきたいですね。

今までのペットとの関係や思い出を見直して、ペットの介護、供養について考えるペット終活があります。ここまで、心の準備ができれば、ペットに何があってもうろたえずに対処できそうですね。

ペットの終活のすすめ

第1回 ペットの終活は必要ですか?
第2回 もしもの事態に備えてホームドクターをつくる
第3回 ペット保険とペット信託で万が一に備えよう
第4回 ペトハピライフノートを作成する
第5回 写真・画像データを整理する/思い出を整理する
第6回 要介護状態になった場合を考える
第7回 「供養スタイル」を検討する

ペットと高齢者 8割のケアマネがペットで困った経験

川崎のケアマネ8割「困った」 介護支援悩ますペット

この記事によると、川崎市内の包括支援センターが 実施したアンケート結果では、8割のケアマネが高齢者のペットのことで困ったことがあったと回答しました。

内容は、体が不自由、または認知症で、
ペットの世話ができなくなり、散歩、トイレの世話が出来なくなった。
家中がペットの糞尿で汚れていて悪臭がした。
しつけが出来ていなくて噛みつかれた。
施設に入るのに、ペットの預かり先が見つからなかった。
ペットのために、施設や病院に入るのを拒み症状が悪化した。
サービス外の、ペットの世話や掃除を頼まれた、などでした。

管理人のマチルダです。
私もさびしいので、ペットを飼いたいところですが、自分の死後のペットの運命を考えるとあきらめてしまいます。

「地域で取り組みたい高齢者とペットの問題」を考える

こちらの記事では、亡くなった息子さんの愛犬を3頭も引き取った方の例が出ています。
地域のケアマネさんが、飼育放棄の状態を心配して、2頭を他の高齢者にお世話した例です。

高齢者がペットを飼う時、考えなくてはいけない事

今は元気で独り暮らしできている高齢者でも、いつかは体が衰えてきます。
そのとき、一緒に暮らしていたペットたちのお世話はどうなるでしょうか?

また、入院、施設入所などの時、ペットの預け先は見つけてあるでしょうか?

この記事の最後にたくさんのコメントがついていて、みんなの考えが分かります。

今は、ペット保険も充実していますが、飼い主の死後、ペットの世話をしてくれるところはあるのでしょうか?

いずれ、調べてみたいと思います。

埼玉)特養整備 ユニット型減らす方針示す

今まで、国は特養のユニット型を奨励してきましたが、
ユニット型は費用が高額になり、所得の低い高齢者は入所できませんでした。
そこで、埼玉県では、費用の安い従来型の個室を整備する方針に転換するそうです。

特養の利用料金は、要介護度、世帯の所得、本人の資産などにより違います。

・従来型(4人部屋、個室) 
例:月額利用料の目安、多床室8~9万円(食費は別)
個室(ユニット型個室とほぼ同じか、少し安い)
食堂やリビングが別にある。

・ユニット型(新型特養、準個室、個室)
例:月額利用料12~14万円(食費は別)。
個室のため、光熱費などの負担率が高くなる。
専任スタッフがいる。
各ユニット(10室くらい)ごとに居室に隣接した共有スペースがある

元記事です。 朝日新聞デジタル版

埼玉)特養整備 ユニット型減らす方針示す
2018年7月4日

県は3日、特別養護老人ホーム(特養)の整備計画などを検証する県議会の特別委員会で、今後認可する特養について、10床をひとまとまりにして手厚い介護をする「ユニット型」と呼ばれる個室を実質減らす方針を示した。国はユニット型の整備を重視するが、自民党県議団の強い意向で県が方針転換した形だ。

 ユニット型は、居間を取り囲んで部屋を配置する形で、入居者が生活する。従来型の特養は、長い廊下の両側に部屋がある形で、ユニット型と比較して少ない介護職員で多くの入居者をみることができる。そのため、従来型は入居費用が低く抑えられ、ユニット型よりも従来型を希望する入居希望者が多いとの声が施設にはある。

 この日の特別委では、自民の委員から「ユニット型に空きが多く、実情に合っていない」「利用者の希望を無視して空床を作るのは本末転倒」といった指摘が続いた。江森光芳地域包括ケア局長が、「施設を整備する場所の入居希望者の経済状況などを把握し、従来型が必要と確認できれば認める」と答弁し、特養を整備する際はユニット型を基本とする方針を事実上転換した。県議会は2月定例会で、特養の新設にかかわる予算を凍結している。(松浦新