介護マンガ、介護歌留多「かんばろう介護職」

現職の介護士さんのマンガをまた見つけました。
とぼけた味わいが楽しいです。

作者、広大寺源太(新潟県長岡市)さんのプロフィール
から 介護士 介護福祉士

利用者の皆様と直接かかわりながら、老人ホーム・介護の現場で感じたことを四コママンガやイラストで表現しています。

「介護の仕事は素晴らしい」とまでは言いませんが、そこには「好きなことを楽しみながら働ける幸せ」がございます。私の思う「介護職の魅力」を是非皆様にも感じていただきたいと思います。

介護保険・介護サービスのなかでは「利用者主体」「利用者本位」などと叫ばれておりますが、私は介護士、現場職員が主体的に考えて動くことで、仕事の面白みが深まると考えております。

そして、誰もが通る道であれば「介護問題」となどとは言わないで、もっと自然に、もっと当たり前に振舞っていきたいとも感じております。

こんなことを思いながら描いたマンガやイラスト満載のブログです。

単なるあるあるマンガとしてではなく、色々な角度からの切り口として、心地良い問題意識を持っていただければ幸いでございます。

少しでも現場で働くモチベーションを高めるきっかけになりますように!

がんばろう介護職!

それでは、お楽しみくださいね♪
下の文字をクリックすると、たくさんの4コママンガが見られますよ~

介護歌留多「かんばろう介護職」
「いつも心に介護歌留多を」
現場で頑張っている職員を応援させていただくブログです。

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その他の介護マンガ

 

特養相談:介護施設の苦情は何処に相談すれば良いのか分かりません。

こんなご相談を見つけました。新規に入所したばかりだと、勝手が違うので心配が絶えませんね。こんなときは、どうすれば良いのでしょうか?

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特養相談:介護施設の苦情は何処に相談すれば良いのか分かりません。

2週間ほど前に私の住まいの近くに母を老健から特養に移動しました。
母は要介護5で車椅子です。

初日はパジャマに着替えさせてくださり、歯磨きもして、特養なので、リハビリは無いものの生活面はしっかりやってもらえると思いました。

しかし、次の日からは、毎食の歯みがき、パジャマの着替えをしていませんでした。
まずケアマネージャーさんに相談して、毎食後の歯みがきをお願いしましたが、チエックしてもらえず、さいたま県の苦情相談窓口に連絡をすると、「市に連絡をして下さい。」と言われ、市に連絡をすると「県の管轄です。」と言われました。

その他施設の第三者委員の名前と連絡先が書いてあったので、かけてみると凄いおじいさんで、「施設の相談員さんに相談して下さい」とのことでした。

パジャマの着替えはともかく、歯みがきをしてもらえないと、入れ歯が合わなくなるので、凄く心配です。

それと、他の入所さんへの食事介助の仕方が大きめのスプーンに山盛りのせ、飲み込むのも確認せずどんどん押し込んでます。見ていて可哀想です。
もしも、自分の母もその様に食べさせられてると思うと辛くなります。

何処に相談して良いか分かりません。
それか改善してもらうは、どの様にお話ししたら良いのか教えて下さい。

2017年07月30日

補足
その後です。

沢山の方に色んな方法、考え方を教えて頂きました。
有難うございます。

現在、毎日顔を出していたら、少しずつですが、介護士さん達も歯磨きを忘れずやってくれる日が増えてきました。

ちょっとずつですが良い方向に向かっていると思えてきました。

2017年08月02日

相談者:Kさん
実母
認知症 あり
要介護5
長期施設入所中
診断名:脳梗塞により左半身麻痺

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専門家の回答1

施設の指定している苦情、相談窓口、第三者委員、国保連合会、施設を指定する県、政令市のように権利移譲されている場合は市などが主だったところかと思います。

指定権者の指導が一番有効かと思いますが、県や市がその調子だと不安ですね。

2017年07月30日 17:09
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専門家の回答2

基本的には、指定権者と国保連でしょう。
また、保険者(介護保険証を発行している区市町村の介護保険課)もアリですね。

ただ、前段でそうしたやり取りがされているというのが驚きなんです。
東京都はもっと真剣に対応していますけど。

2017年07月31日 12:12

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専門家の回答3

何かお役に立てれば幸いです。

設置管轄の都道府県(市区町村)は、決まっております。
政令指定都市、中核市以上であれば、市、それ以外は、都道府県となります。
また、市ではなく、介護保険課のある「指導係」※部署名は市町村によって異なります。

また、国保連に苦情窓口はありますので、連絡してみるのも手かもしれません。
施設に具体的な改善を求めたい場合、昼食の風景を見学されてはいかがでしょう。

施設の方も悪気はないと思います。
意思疎通を図る機会を増やし、具体的な介護シーンでご相談してみてはいかがでしょう。
2017年08月01日 08:35

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専門家の回答4

入所時の重要事項説明書の中に苦情相談受付窓口が記載されているので、まずはそちらへ相談してみてもだめなのであれば、お住まいの地域包括支援センターに相談してみることをお勧めします。

2017年08月02日 16:11

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一般の人の体験談とアドバイス1

市によるかと思いますが、施設が国などの定める運営基準に達していない場合、説明不十分な場合は、法人指導課で是正指導をして貰えると思いますが、食事の介助などの細かい運用については、相談員と調整するというのは正しいかと思います。自分の場合は、介護・看護計画を確認・調整したいと申し入れ、相談員、主任看護師、ユニットリーダと四者で意識合わせしました。介護士によるバラツキが無いようにお願いした。結果、改善が図られましたが、バラツキはやむを得ないところです。完璧は望めませんので、あとは家族でフォローし、やって見せる、くらいで考えるしか無いとおもいます。施設の介助も家族の介助も限界があり、どこかで踏ん切りはつけないといけないとは思います。
とにかく先ずは施設との調整が先ですね。

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一般の人の体験談とアドバイス2

苦情というかお願いというかそういうのは山々ありますよね。私も以前は、いろいろ要望していましたが、限界を感じて毎日面会しています。

施設は最低限のことをしてもらうところだと認識することも重要だと思います。その最低限のことがどこら辺までかは人それぞれ違うと思います。

だから施設にあまり期待し過ぎないで、できていないところは家族がそれをカバーしていくことが大事だと思います。

現場では数少ないスタッフのみなさんがいろいろ頑張ってくださっています。

どんなに能力のある介護士さんでもやることに限界があると思うんですよね。ましてややる気のない介護士さんもいらっしゃるでしょうし。

この仕事は100点でも50点でも給料は変わらないんですよね。それに辞める人も少なくない現状で、上に立つ人間も強く指導できないということになっています。

施設に全部丸投げするのはちょっと違うと思います。もしできていないと感じたらそれを自分がカバーするくらいの心構えが必要だと思います。

あまりいろいろ言っていたら、「それじゃあ、うちでは見れないのでご自身で介護してください」と言われてしまいますよ。

それが現状です。頑張ってください。

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相談者の返事 まとめ

・回答有難うございます。何度か施設に歯みがきをお願いしていたら、今日の夕飯のあとは歯ブラシセットが出て来ました。施設の方に嫌がられるかもしれませんが、暫く毎日顔を出してみようと思いますが、行けない日は手を抜くのでは無いか心配です。
その時は再度、市の介護保健課へお願いしてみます。

・苦情相談窓口の方は人ごとのようで、悲しかったです。
虐待とか無いと動かないスタンスで、
毎年、働いている人の人数を提出してもらっているので、問題無ければ何も言えない感じでした。
市の職員の方は特養が民官企業である以上あまり入って行けません。と言っていました。
東京都は子育てや福祉の件で、一般市民に寄り添ってくれるのですね。
親身になって考えてくれる所があると信じて頑張ります。

・有難うございます。社協が有りますね。
まだそこには相談してないので行ってみます。
包括センターは現在の自分の母がいる特養と同じフロアにあるのであまり期待できなそうです。

・有難うございます。
市の介護保健の苦情相談窓口、県の苦情相談窓口にも相談してみましたが、あまり取り合ってもらえなかったのですが、国保連と言うところは県の相談窓口とは違うのでしょうか?
検索してみます。
施設には毎日顔を出してはいるのですが、フロアの責任者は特にいないそうで、介護士さんは各フロアをローテーションで観ているので、毎回違う方になるので、何度か話しても、また違う介護士さんになるとまた繰り返しになります。
根気が入りそうですが、頑張ってみます。

・有難うございます。
入院と、老健、現在特養なので、どうしても前の所と比べてしまいますが、仕方ないですかね〜

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マチルダです。
本当にご心配ですね。

現状では、放置とか虐待がないのなら、それで良しとするしかありませんね。
あとは、相談者様が細かいお世話に通うのが一番でしょう。

私も最初は不満が多々ありましたが、スタッフさんたちの忙しさを見ていたら、何も言えなくなりました。

健康で三度の食事も入浴もさせてもらっていますので、感謝です。

あとは、制度や報酬が変わって、ゆとりある介護ができるようになるのを待つしかないのかもしれません。

元記事
介護施設の苦情は何処に相談すれば良いのか分かりません。

「超高齢の村」(3)地元に特養 村に戻れた


「特養かのか、式典後に施設内を見学する関係者」

群馬県南牧村(なんもくむら)は、高齢化率日本一です。
住民同士で支え合い、助け合って来ましたが、高齢化により人口は減る一方です。

人口約2000人のうち、65歳以上が6割を超えています。

国の15年度の調査では、65歳以上が半数以上を占める「限界集落」は1万5568あり、5年間で174集落が消滅しました。

まもなく、南牧村も消えていくのでしょうか。

しかし、ここに特養「かのか」が新設され、戻って来られた村民もいます。
そんな心暖まるルポをご紹介します。

6月11日
[老いをどこで]地域「超高齢の村」(1)自助と共助 不便感じず

6月12日
[老いをどこで]地域「超高齢の村」(2)そしてネコだけが残った

6月13日
[老いをどこで]地域「超高齢の村」(3)地元に特養 村に戻れた

雇用の場へ期待 南牧に小規模特養開設
[2018/04/05]

急速に進む高齢化への対応や雇用の場の創出につなげようと、群馬県南牧村は4日、小規模特別養護老人ホーム「かのか」を開設した。村内外の10~60代の18人が介護士や相談員、調理員などとして勤務。人口減対策としても期待されている。

 村は、国立社会保障・人口問題研究所が3月末に発表した将来推計人口で、2045年までに人口が7割以上減るとされた。竣工式で、長谷川最定村長は「高齢者福祉サービスの充実を図るとともに、安定した働き場をつくることができた」と述べた。

おむつゼロ、胃ろうゼロ・・・007で自立支援 伴走型介護めざす特養(山形)

こんな素晴らしい特養があります。私も将来入りたいです。

おむつゼロ、胃ろうゼロ・・・007で自立支援 伴走型介護めざす特養(山形)

特別養護老人ホームながまち荘
http://yamagata-saiseikai.org/nagamachi_main.html

同居介護や近距離介護を選ぶべきではない理由


『親の介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版社)の著者で介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子氏の記事です。

同居介護や近距離介護を選ぶべきではない理由
2018年05月11日 ビジネスジャーナル

という記事になるほど~と思いました。

子供としては、
育ててもらった親に孝行したい、
出来るだけ安い費用で介護したい、
という思いがあります。

しかし、ちょっと待って、同居介護や近距離介護でなくても良い場合があるというのがこの記事の趣旨です。

住み慣れた土地を離れて、知らない町で暮らすことは、年老いた親にとってはとても孤独な思いを味わいます。
それによって、認知症が進むケースをよく耳にします。

また、同居することによって、世帯収入が多くなり、介護保険料が高くなることも。

特養に入る場合にも、親の収入だけなら、安くなるかもしれないのに、収入のある子供と同居だと高額になることもあります。

親戚の言う言葉は聞き流しましょう。
彼らは、お金は出してくれませんから。

もし、親を呼び寄せての同居介護や近距離介護を考えていたら、
この本をじっくり読んでからにしましょう。