「母親に、死んで欲しい」: 介護殺人・当事者たちの告白

「母親に、死んで欲しい」: 介護殺人・当事者たちの告白 単行本(ソフトカバー) – 2017/10/18
NHKスペシャル取材班 (著)

Amazon 内容紹介

いなくなれば、介護が終わる……
最愛の人を手にかける――彼らを追い込んだものは?

今、日本では2週間に一度「介護殺人」が起きている。
老老介護、多重介護、介護離職……高齢化ニッポンで避けては通れない「介護」。
肉親への献身から始まったはずが、なぜ悲劇へと変わり果てたのか――。
全国で起きた事件から見えてくる、決して他人事ではない、
当事者の口から赤裸々に語られる「終わりなき介護」の実態!

はじめに

第一章 介護は突然、始まった
CASE1 「私は母のことを、母の皮をかぶった化け物だと思っていました」
CASE2 「まさか自分が妻を介護するなんて、思っていませんでした」

第二章 別人のようになった妻でも離れたくない……
CASE3 「夫婦である以上、別居は考えたくなかった」
CASE4 「私がいなくなったら、妻一人では、一日も生活できない」

第三章 夫の介護は、私しかできない
CASE5 「後悔はしてない。悪いことしたとは思うてる。でも、ああするよりほかなかった」
CASE6 「今しかない、今しかない、お父さんを殺るのは今しかない」
CASE7 ~介護に身を捧げた女性たち~「家族が何人いても、結局介護者は一人だけです」

第四章 介護離職の先にあるもの
CASE8 「仕事を辞めずに介護ができれば一番良かったと思います。でもそんな方法があったのか」
CASE9 「かわいそうだから、殺してあげようと思った」

第五章 事件の境界線はどこにあるのか
CASE10 「結局、逃げたもの勝ちなんですよね」
CASE11 「介護を始める前の自分は、もう死んだんだと。そう思ってるんです」

第六章 悲劇を未然に防ぐことはできるのか

終章 介護殺人を追って

あとがき

”介護殺人”当事者たちの告白

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先日、近所の高齢者用病院で93才の女性が自室で亡くなっていました。
首には絞められた跡がついていました。

そして、付近の神社で首を吊っていた初老の男性はその女性の息子でした。

母と息子に何があったのか?
お金のこと?それとも???

介護の問題といっても、身体のお世話、お金の問題、財産・相続の問題などいろいろあります。どれも当事者には重いです。

追い詰められる前に、自治体や包括支援センターなどに電話で相談しましょう。
「私はまだまだ頑張れる」と思っていても、あるときプツンと限界が来るかもしれません。
どんな支援が受けられるのか知識があれば、心のゆとりが生まれます。

私は早いうちに母を特養に入れました。
悔やんだ時期もありましたが、今は良かったと思います。
入れるときがチャンスです!

母の年金はすべて特養の費用に使われていて、私の生活は苦しいですが、
母のためにも自分のためにも良かったです。

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”介護殺人”当事者たちの告白
どこにでもいる普通の人が、
介護疲れの果てに、
家族の命を奪ってしまう悲劇が
相次いでいます

背景に介護の問題があった殺人や心中などの事件は、NHKの取材では2010年以降の6年間で少なくとも138件発生していました。約2週間に一度、悲劇が繰り返されていることになります。
いま日本で介護を担う人は557万人にのぼり、”大介護時代”を迎えています。財政難などを背景に、国が在宅での介護を重視してきた中、誰もが親や配偶者の介護から無縁ではいられません。
事件に至った人たちは、なぜ一線を越えてしまったのか。当事者たちへの直接取材から探りました。

・NHKスペシャル
“介護殺人” 当事者たちの告白 について

・認知症の妻を殺害した夫。
なぜ食事を拒み、死を選んだのか。

・介護のため仕事を失い、
非正規でダブルワークを続けるうちに

・7年間の一人きりの介護の末に

・妻に強い恩義 自分の手で…

・サイトに寄せられた意見

内容はこちらです。
http://www.nhk.or.jp/d-navi/link/kaigosatsujin/index.html