老健『それいゆ』続報2017,8,20

事件発覚直前に止めていた30代職員は、話し合いにより、自主退職させられていたのでした。

詳細はこちらです。↓

介護施設の真実~現場からのSOS~
http://www.kaigosos.com/article/452837778.html

老健「それいゆ」で起きたことは?

5人死傷、介護施設側 人為的可能性認める
2017年8月18日 19時3分

日テレNEWS24
5人死傷、介護施設側 人為的可能性認める

 岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」で、先月末からの半月の間に高齢の男女3人が死亡、2人がケガをしていたことが分かった。警察は事件と事故の両面で捜査を進めている。

 最初に死亡したのは門谷富雄さん(80)。施設側によると、門谷さんは先月31日、デイルームで食事をしていたが、途中から介助を受けた。しばらくした後、門谷さんは顔を上に向けて意識がない状態となり、同日に死亡した。死因は窒息だった。

 施設側は18日午前、会見を開いた。

 それいゆ・折茂謙一理事長「1例目(門谷さん)だけは、自然発生的なものだということは、衆人の中で発生しているので、ほぼ自然発生的な病気だと思う」

 しかし、門谷さんの妻は「早く見つけて、(機械で)口から吸って出してくれたら、命は助かったんじゃないかな」と話す。

 2人目の死亡者が出たのは今月6日で、死亡したのは石本きん子さん(93)。石本さんは、夜に自室で倒れているところを発見され、翌日に病院で死亡した。死因は脳挫傷と頭がい骨骨折だった。

 石本さんの長女は「部屋で倒れていたと言われたけど、誰も(部屋に)いなかったから分からなかったって。どういうことだったのかと、うちでも話していたんですが」と話す。

 3人目の死亡者は、今月13日に死亡した中江幸子さん(87)。死因は胸骨骨折と、折れた骨が肺に刺さるなどして胸の中に血と空気がたまる外傷性血気胸だった。

 中江さんは12日午前、介助を受けながら風呂に入ったという。

 食事やおやつのたびに、ベッドと車いすを抱えられて移動したという中江さん。施設側は、こうした動きの中で骨がずれて肺を傷つけた可能性をあげた。

 しかし、折茂理事長は「(Q入浴中にヒビが入ったことは?)今までありません」とした上で、「意図的なものに対して、100%否定する根拠がないです」などと述べ、原因が人為的である可能性を認めた。

 5人は全員、施設の2階で生活していたが、5人全員の介護に30代の男性介護職員が関わっていたという。折茂理事長は男性職員について、「(Q本人は普通に仕事している?)特別暴言を吐いたり、乱暴なことをするとか、目立った行為はありません」と話している。

ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/13490596/

ニュースで話題になっている「それいゆ」は医療法人同人会が運営する介護老人保健施設でした。
同人会は他にも多くの施設を運営しています。

関連施設は13施設あります。同人会のHPから

折茂医院
桐生クリニック
介護老人保健施設 それいゆ
デイサービス センターべれる
ケアプランセンター それいゆ
それいゆ 訪問看護ステーション
ヘルパーステーション それいゆ
ショートステイ それいゆ
シャロン・ド・ それいゆ
病児保育室 プティ それいゆ
Dr.Orishige ビオメゾン
デイサービスセンター れざみ
りあん・ど・それいゆ

介護老人保健施設 それいゆはその中の一つで、100名収容です。
これだけ多くの施設を運営してゆくには、多数の職員が必要となります。

HPでは、職員数は199名で、現在も募集中です。

そして、ある職員が死亡、負傷した5名を担当していて、
直後に退職していたというのです。

普通に考えれば、職員Aが何らかの関与をしていたかもと思うのは人情ですね。

事件が早く解決して、亡くなられた方のご冥福と、負傷された方のご回復をお祈りします。

なぜ? 介護施設「それいゆ」わずか半月で5人が死傷 介護した職員が退職 理事長「五里霧中」 NAVERまとめ
https://matome.naver.jp/odai/2150309492934027801

空き室だらけの「特別養護老人ホーム」

以前は、特養はいつも満室で、入所するのに数百人待ちと言われていました。
しかし、最近は様子が違うようです。

地域によっては、空きだらけの特養があります。
自分の住んでいる地域の施設でなければ申し込めないという決まりはありません。

隣の市、隣の県、もっと遠方など、入りやすそうな所にも申し込む手があります。
管理人マチルダは、隣市の特養に母を入れています。

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空き室だらけの「特別養護老人ホーム」
23区&政令指定都市の利用率44.5%
2017.7.4
三浦 愛美

1.イメージと裏腹に「空いている」特養
(本文の要約です。)

特養の入所申込者は全国で約52万人といわれる一方で、空床の存在が見え隠れする。

2016年11月時点で、全国の特養で「満室」と答えたのは73.5%
26%の施設では「空きがある」。
新規オープンした特養の開設時点での利用率も、決して高くはなく、ユニット個室で62.4%、従来型個室や多床室では67.8%と、7割を切っている。
全国の特養で満床になるまで要した期間が平均5.8カ月。

淑徳大学総合福祉学部教授の結城康博氏談

結城教授は「需要を鑑みず、全国一律で特養をつくってきたツケ」「箱ものだけつくり、必要な人材育成と人件費に投資してこなかった政策の失策」と指摘する。

「現在、全国の特養の数は9700ほど。もちろんまだ特養の数が足りていない地域もあります。しかし、すでに秋田など高齢者の数自体がピークアウトしており、施設に空きが出始めているエリアもあります。

必要な地域に、必要な設備と必要な人材を投入しきれておらず、反対に需要のないところには依然として整備計画が検討されている。すでに黙っていても人が特養に集まってくれる時代は終わり、不要なところは新たにつくらないなどの作業を早急に進めなければ、10年後には『倒産』する特養も出てきかねません」

実は、キャンセルが相次ぎ、想定より短期間で入所できたり居住地以外の特養に入居できる可能性があることはあまり知られていない。

元記事は下のリンクからお読みください。

プレジデント オンライン
空き室だらけの「特別養護老人ホーム」
23区&政令指定都市の利用率44.5%
2017.7.4
三浦 愛美

目次
1.イメージと裏腹に「空いている」特養
2.特養の空床はなぜ生まれるのか
3.数ある選択肢の中で特養を選ぶのは妥当か
4.非効率な特養 なぜまだ増える
5.見落とされがちな地域包括ケア

目次7

main_img
記事の目次です。
更新する度に追加していきます。
お役に立ててくださいね。

20
老健『それいゆ』続報2017,8,202017年8月26日
19
老健「それいゆ」で起きたことは?2017年8月23日
18
空き室だらけの「特別養護老人ホーム」2017年8月15日
17
先日は特養に、母の面会に行ってきました。2017年8月11日
16
【マンガ】困った!笑える?介護スタッフの職業病2017年8月6日
15
相談:特養でリハビリが受けられるか?2017年8月6日
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13
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特養ニュース:東京 杉並区 特別養護老人ホームを南伊豆に開設へ2017年7月4日
10
特別養護老人ホームはさまざまな専門職の人たちが支えています2017年7月3日

看取り介護の入門マニュアル2017年7月1日

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元ホストが特養の介護職員に転身2017年6月10日

認知症「前段階」、半数は回復…高齢者4年間追跡調査〔読売新聞〕2017年6月9日

「老後の安心講座」募集 松戸市7月2、17日2017年6月2日

母の衣替えは古着屋の利用で2017年5月29日

認知症サポーター養成講座を受けました。2017年5月24日

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先日は特養に、母の面会に行ってきました。


ネットからお借りしました。

毎日、猛暑ですが、建物内はエアコンが効いていてひんやりするほどでした。
相変わらず、母(90代)は元気でした。

暑さ寒さの感覚がなくなってしまったので、
この日も、長袖を2枚重ねていました。

そして、いつもと同じく、困った困ったを繰り返していました。

私「何が困ったの?」
母「お金が出せないんだよ~どこにもお金の出る機械がないんだよ~」
ATMのこと

私「ここにいれば、お金の心配ないよ」
母「そうもいかないよ。ここも飽きたから、お金を引き出して別のところに引っ越そうか、家に帰ろうか」
私「家はリフォーム中だから、今は帰れないよ」
もう2年間、リフォーム中

突然話題が変わる。
母「この家売ろうよ。高く売れるよ。何百万円になるかな~?」
私「今は景気が悪いから、値下がりして売ると損になるらしいよ」
母「そうか、そんならしばらく様子を見よう」

突然話題が変わる。
母「お父さんは元気?」
私「どのお父さん?」
母「私のお父さん」
私「とっくに死んじゃったよ」
母「へっ!!私のお父さんの名前は○○夫だよ」
私「私のおじいさんだから、かなり前に死んだはずよ」
母「へえ~っ、ちいとも知らなかった~」

面会に行くと、こんな会話が延々と続きます。
1時間話していると、ぐったり疲れます。
しかも、本人は最初の話を忘れているから、しばらくするとまた同じ話を繰り返します。

認知症の人の相手は大変です。
スタッフの方々はさすがプロです。
対応が見事です。

毎日、真面目にお相手をしてくださっています。
おかげさまで母は自宅にいたときより、健康です。
感謝です。

(いったい何歳まで生きるつもりなのでしょうか?)